第 2 部・基本の編集 / 2.3

検索と置換

キーは 4 つだけ:検索、次を検索、次を置換、すべて置換。肝心なのはメッセージ行の読み方です——見つかったか、先頭に戻ったか、何件置換したかを教えてくれます。

所要時間 約 8 分 対象 すべての利用者 前提知識 2.2 バージョン v1.0 ・ 2026-08-26
2.3.1

検索:Ctrl+W

Ctrl+F でも構いません。既定ではどちらも検索です。

Enter 確定 Esc 取消 ←/→ カーソル移動 Backspace/Delete 削除
検索:プロジェクト
  • 入力欄には前回の検索文字列が入っているので、そのまま Enter で再検索できます。
  • カーソル位置から後方へ探し、末尾まで行くと先頭へ戻って続けます。
  • 見つかるとカーソルが移動し、その箇所が黄色で示されます。
  • 空のまま確定すると「検索文字列を入力してください」で止まります。
  • Esc で取り消すと、カーソルは元の位置のままです。
Erya の検索は「入力どおり」です

大文字小文字を区別し、正規表現もワイルドカードも使えません。Error を探しても error は見つかりません。全角と半角も別の文字です。CJK 文書を扱う場面では、たいていこれが望ましい挙動です。

2.3.2

次を検索と先頭への折り返し

F3 を押し続けるだけです。

  • F3 は前回の条件で次を探します。入力し直す必要はありません。
  • まだ検索していない状態で F3 を押すと、検索入力欄が開きます。
  • 末尾まで行くと自動的に先頭へ戻り、「文書の先頭から検索を続けました;F3 で次を検索」と出ます。この文が出たら一周したということです。
  • どこにも無ければ「一致する文字列が見つかりません」と出て、カーソルは動きません。
どこまで来たかを知る方法

Erya は「3 件目/全 12 件」のような表示をしません。メッセージ行で判断します。「一致する文字列が見つかりました」なら前進中、「文書の先頭から検索を続けました」なら折り返し済みです。

2.3.3

置換:Ctrl+R

2 回尋ねます。何を探すか、そして何に変えるか。

Enter 確定 Esc 取消 ←/→ カーソル移動 Backspace/Delete 削除
置換:検索文字列:二〇二五
Enter/F5 次を置換 F6 すべて置換 Esc 取消
置換後の文字列:二〇二六

2 回目の入力ではヒント行が変わることに注目してください。ここでは選択肢が 3 つあります。

キー動作
Enter または F5次の 1 件を置換して編集に戻ります。
F6文書全体をすべて置換し、件数を報告します。
Esc取り消します。何も変わりません。
検索と置換が同じ文字列だと止められます

無駄な処理をしないため、「検索文字列と置換文字列が同じため、文書は変更されませんでした」と表示します。たいていはどちらかの打ち間違いです。

2.3.4

F5 で次を置換、F6 ですべて置換

条件はタブごとに覚えられ、続けて実行できます。

  • 一度置換したあとは、F5 が同じ条件で次を置換します。入力し直し不要です。
  • F6 は残りを一気に置換します。
  • 条件が未設定のまま F5 や F6 を押すと、置換の入力欄が開きます。
  • 置換も末尾で折り返し、「文書の先頭から 1 件置換しました」と出ます。
  • 置換できるものが無ければ「置換できる文字列が見つかりません」と出ます。
1 件ずつ確認しながら置換するには

「確認しながら置換」というモードはありませんが、F3 と F5 の組み合わせがそれにあたります。F3 で次の一致を確認し、置換するなら F5、しないならもう一度 F3。両者は同じ検索条件を共有します。

2.3.5

メッセージ行が言う 6 つのこと

検索と置換の結果はほぼすべて最終行に出ます。

メッセージ意味
一致する文字列が見つかりました;F3 で次を検索見つかり、カーソルが移動しました。
文書の先頭から検索を続けました;F3 で次を検索見つかりましたが、すでに先頭へ折り返しています。
一致する文字列が見つかりません文書のどこにもありません。大文字小文字と全角半角を確認してください。
検索文字列を入力してください空のまま Enter を押しました。
検索文字列と置換文字列が同じため、文書は変更されませんでした両方に同じ文字列を入れています。
1 件置換しました;F5 で次を置換、F6 ですべて置換
N 件をすべて置換しました
成功。次に押せるキーも案内します。
2.3.6

置換を元に戻す

Ctrl+Z ですが、1 手の大きさを知っておいてください。

  • 1 件の置換(F5):Ctrl+Z 1 回で戻ります。
  • すべて置換(F6):まとめて 1 手なので、Ctrl+Z 1 回で全部戻ります。
  • 戻したあとは Ctrl+Y でやり直せます。
すべて置換の前に一度考えてください

F6 は確認もプレビューもなく実行します。不安なときは先に F3 でどこに当たるか見てください。とくに検索文字列が短いときは要注意です。失敗しても Ctrl+Z が使えますが、保存して終了する前に限ります。

2.3.7

よくあるつまずき

検索と置換でよくある誤解 5 つ。

症状原因と対処
あるはずの語が見つからない大文字小文字、または全角半角の違いです。完全一致で探します(2.3.1)。
.* のような書き方を使いたい正規表現は使えません。その記号もそのまま検索されます。
同じ場所ばかり見つかる先頭へ折り返しています。「文書の先頭から検索を続けました」が出ていないか確認を(2.3.2)。
選択範囲の中だけ置換したい対応していません。F3 と F5 で 1 件ずつ処理します(2.3.4)。
置換を間違えたCtrl+Z。すべて置換はまとめて 1 手です(2.3.6)。